| 第56回 全日本学生バスケットボール選手権大会 | ||||||||||||||||
| 決勝 vs
専修大 |
||||||||||||||||
本日の代々木第二体育館は満員札止め。 専修はリバウンドの要・大宮を昨日の試合で失う。表には出さないが、志村も昨日の試合で足首を負傷 試合は専修・中川弟の3Pでスタート。本塾も石田の速攻で返すも、序盤は専修ペース。フリースローを確実に決めるも、専修・中川兄弟の3Pは止まらない。第1Qは10点のビハインド。 2Q、竹内がよくオフェンス・リバウンドを奪い繋ぐが、石田・辻内が激しい専修のディフェンスに止められる。酒井よく奮戦し加点するも、最後に辻内・酒井のイージーレイアップが落ち、前半12点差をつけられ終了。さらに志村3ファウルで苦しい展開。 後半、竹内のローポストにボールを集めると、専修止められずファウルも嵩む(大宮不在で専修も厳しい 4Q、本塾のディフェンスが激しくなり、専修の点が止まる。石田スティールからレイアップ。さらに志村スチールからドリブルで持ち込み、中川弟のファールを誘いカウント・ワンスローに専修たまらずタイムアウト。志村のガッツポーズに場内『志村コール』。ボーナススローは落ちるが、酒井の3Pが決まり、石田のフリースローなどで遂に追いつく。 残り1分、専修のファールゲームに辻内1本を落とす。専修・波多野のシュート、ボードにあたりゴールに吸いこまれ3点差。 テープと同時に前部員がなだれ込み、感動の輪。 前半の劣勢に対しても、慌てず騒がず本塾の横綱相撲の勝利であった。 専修大は驚異的なジャンプ力でリバウンド、ブロックショットに活躍する大宮選手が前日の準決勝で負傷、決勝戦は出場できないという状況ではありましたが、そこは能力のある選手揃いの専修大、それを感じさせることのない出だしでした。双子の中川兄弟のあざやかなシュート、体の幅を活かしたポストプレーで得点を重ねる長澤選手、そして大宮選手の穴を埋めるべくシュートにリバウンドに頑張る波多野選手と各自集中力を持って挑んできました。 本塾は、専修大の気迫のこもった立ち上がりに対し、ファールトラブルに陥らぬよう各自無理をしない試合運び(と言っても佐々木H・コーチは先行したかったとコメントでも言ってましたが!?)、結局、32対44の12点のビハインドで前半を終了しました。 しかし、この点差の裏には後半戦への大いなる伏線があったのです。専修大は、オフェンスではかなり高度な個人テクニックからのシュートを決めてはいましたが、ディフェンスでは本塾のオフェンスの前にファールが積み重なっていました。 一方、本塾は志村選手が3個のファールをしてはいたものの、スタートの他の4人は無理をせず我慢の中でプレーをし続けていました。 ハーフタイムで、コーチ陣からはディフェンスをもう少し頑張ろう、相手の3Pを楽に打たせないようにしようとの指示がありました。このインカレでの本塾の戦い振りは、リーグ戦を見たことのある方なら「ディフェンスが悪いな?」と感じた方が多かったと思います。それは、5人が意識してかどうかは別にして本当に無理をしなかった(これは私見ですが、各自のこれまでの経験からトーナメントという一発勝負に対する無意識のうちの行動と判断しております)からだと思います。事実、インカレのどの試合も3Q以降ディフェンスはよくなっています。 そして、もうひとつ、相手もよく研究をしてきて、本塾のトランジションバスケットをさせないようにハリーバックをしていました。その上に、本塾戦にコンディショニングを合わせて来て、集中力もあり、よくシュートも入れてきたので、リバウンドから速攻というわけにいかず、自ずとセットオフェンスが増えてしまいました。対戦する各チームは皆能力のある選手ばかりです。セットではそう簡単には得点させてくれませんでした。 そこで、この点についてはファーストブレークが出来なくとも、切り替えを早くして、ボールを早くフロントコートに持ち込み、セカンダリーブレークなりで相手がディフェンスをセットする前に攻めるように、そして各自ボールをもらったら、まずは自分のシュートを狙うように(前半は、みんなまずはパスを探したり、ドリブルからのプレーだけになっていました)と指示がありました。これも、さきのトーナメントということの影響かなとも思います。 さて、残された時間は20分。トス・アップ後、本塾の持ち味であるアップテンポなトランジションバスケットがコートで展開され、専修大はただ帰っているだけという状態になり、怒涛の逆転劇が始まりました。たまらず、タイムアウトをとったりしますが、専修大は単発のシュートが入るだけ、専修大学の各選手は本塾の早攻めに思わず手が出てしまう状態!そして、次々と主力選手がファールトラブルに巻き込まれていきました。最後は、決勝戦だけに着るという金色のユニフォームをまとったタレント軍団がタイムアップの笛をコートの上で、ただ呆然と聞くこととなりました。 最後に、確かに大宮選手がいなかったこと、また波多野選手も体調を崩していたということで、専修大は万全の状態ではありませんでしたが、これも神様の思し召しであろうと思います。この長いシーズン中にいくつかの怪我はあったものの、最後の厳しいトーナメントを乗り切った本塾は、コンディショニングという点で一日の長があったと思います。その背景には、どのチームにも負けない練習を可能にしたトレーナーの力量と、それに忠実に応えた選手達の努力の賜物であると確信しています。 シーズン初めに、インカレ優勝を最終目標に掲げ、それに向けた厳しい練習に日々取り組み、それによって着実に成長してきたこのチーム、まさに「練習ハ不可能ヲ可能ニス」という言葉を体現したチームとなりました。
|
||||||||||||||||
| photos |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
写真撮影・提供:スポーツイベント Copyright 2005 Keio Basketball Team. All rights reserved |
||||||||||||||||