第66回 慶早バスケットボール定期戦

2008年6月7日(日) at 国立代々木競技場第二体育館


《 男 子 》
  1st 2nd 3rd 4th OT Total
本塾 13 19 22 14 9 77
早稲田大学 17 16 22 13 1 69
通算 33勝33敗

◆戦評

今年も満員の国立代々木競技場第二体育館で、第66回目となる慶早バスケットボール定期戦が行われた。
「勝利至上」というスローガンを掲げた今年のチームが目指す3つの大きな目標のうちの1つが、この試合での勝利である。勝つためにA・Bとチームを分け練習の効率化を図り、絶対に結果を残さなければならないという状況の中、選手達は試合に出ることのできない部員の気持ちを一身に背負い、「慶應義塾の代表という誇り」を持ってコートに立った。
本塾スタートは、#4鈴木・#7岩下・#11小林・#13田上・#16二ノ宮。対する早稲田は、#1東、#8赤沼、#11井手、#20久保田、#21山田、という顔ぶれである。
会場の激しい熱気を巻き込み、さらにヒートアップするかのように試合が開始された。

<1P> 本塾 13-17 早稲田
第1ピリオド先取点は、本塾。#7岩下のパスから#11小林がジャンプシュート、速攻からのレイアップと連続得点に成功しリードを得る。しかし、早稲田もすかさず#21山田がトップからのカットインでレイアップを決め返し、#20久保田のゴール下と得点を重ねる。
残り6分、#13田上の3Pシュートがリングに吸い込まれた。しかし、ここから早稲田が流れを掴み、#20久保田が2連続でミドルシュートを沈めると、キャプテンの#8赤沼が#7岩下のブロックをかいくぐるバックシュートで得点し早稲田がリードを得る。
本塾は流れを変える為、#17酒井、#23原田を投入するが、早稲田に#20久保田のバスケットカウント、井手の3Pシュートを決められさらにリードを広げられる。

<2P> 本塾 32(19)-(16)33 早稲田
第2ピリオド、早稲田が#1東の3Pシュートから流れを掴み、#21山田、#11井手に連続で3Pシュートを決められ8点のリードを奪われる。
流れを切るために本塾はタイムアウトを取ると、その後一気に点差を詰め返す。#11小林が速攻から3Pシュートを決めると#13田上のカットイン、#16二ノ宮のスティールからのレイアップシュートと、25-26と詰め寄る。
早稲田がタイムアウトを取るものの流れは変わらず、#13田上のジャンパー、#7岩下のドロップステップからのシュートで30-28と逆転する。
その後、本塾はフリースローを思うように決められず、再び早稲田に逆転を許してしまう。早稲田に32-33と逆転を許し、前半終了。

<3P> 本塾 54(22)-(22)55 早稲田
第3ピリオド、早稲田は#1東の2連続3Pシュート、#20久保田のミドルシュートとバスケットカウントでリードを広げる。
なかなかオフェンスのリズムを掴めない本塾は、#13田上が高確率なシュートを武器に得点し何とか抵抗するものの、早稲田の流れを抑えきれない。早稲田#20久保田のバスケットカウント、#8赤沼の3Pシュートで、37-49とリードを10点台まで伸ばされる。
ここで本塾は、流れを切るべくすかさずタイムアウト。タイムアウト後、待ち望んでいた速攻から#17酒井のバスカンが炸裂する。次のプレイでは、再び#17酒井が慶應魂を剥き出しのルーズボールの奪取から#7岩下がねじ込み、残り4分45秒、43-49と点差を詰める。
さらに、ここぞというところで#7岩下が、エンドライン際から長い手を使ったベビーフックを決め4点差まで詰め寄る。
早稲田は、#00金井のシュートで反撃するが、すかさず#7岩下と#11小林が加点し3点差とする。その後も本塾の勢いは止まらず、#16二ノ宮がスティールからシュートファールをもらい同点とする。
終了前に早稲田#7根本が2本ミドルシュートを、本塾#13田上が3Pとシュートを沈め54-55の早稲田リードで最終ピリオドへ。

<4P> 本塾 68(14)-(13)68 早稲田
最終ピリオド、なんとかリードを奪いたい本塾だが、ターンノーバーを犯し逆に早稲田#21山田に得点を許してしまい、56-61と早稲田にリードを広げられてしまう。
巻き返しを図る本塾は、#13田上のミドルシュートと#4鈴木のプットバックで61-61の同点とする。しかし、#21山田、#8赤沼に決め返され残り2分23秒、61-65とされタイムアウト。
緊迫する状況の中、#11小林が3Pシュートとスティールからレイアップを決め、残り1分26秒66-65と1点のリードを得る。
逃げ切りたい場面だったが、残り28.1秒で早稲田#11井手に3Pシュートを決められ66-68と逆転されてしまう。
もう後がない本塾は、残り10.7秒、サイドのインバウンドから#11小林がドライブし#13田上へ絶妙なアシストパスを出し同点とする。勝負は延長戦にもつれこんだ。

<延長5分> 本塾 77(9)-(1)69 早稲田
本塾が先取点を取り、流れを掴もうとするがターンノーバーを犯し流れを掴みきれない。
残り2分、#11小林が強気な攻めからフリースローをゲット。2本とも決め74-69。さらに#13田上もダブルクラッチからのバスケットカウントを沈め、残り1分53秒76-69とリードを広げると早稲田がタイムアウトをとる。その後、#13田上が落ち着いてフリースローを決め、8点リードとする。
逆転を狙う早稲田は、#21山田の1対1から流れを取り戻そうとするが、#11小林の激しいディフェンスに阻まれ痛恨のターンノーバーを犯す。
本塾はその後も順調に試合を運び、リードを守り抜き77-69と勝利を得て歴史ある早慶戦の幕を閉じた。

延長戦にもつれ込む厳しい戦いであり、両校のプライドがぶつかり合う伝統の一戦にふさわしい試合であった。「慶應義塾創立150年」を迎える記念すべき年に最高の勝利を収めることができたことを誇りに思う。
また、この1勝で通算成績は本塾33勝・早稲田33勝と勝敗をタイに戻すことができた。秋には1部昇格、インカレ優勝という残る2つの目標がある。チーム一丸となって更なる高みを目指し、必ずや目標を達成することをここに誓う。

#4 鈴木  #11 小林大祐  #13 田上  #16 二ノ宮  #7 岩下  #17 酒井

各写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。 Photo: 魁生佳余子氏(BOJ)


試合開始:14:52  試合終了:16:38 主審:清水 幹治  副審:石田 祐二

慶應男子ボックススコア

早稲田男子ボックススコア

PTS: ポイント   FG: フリーゴール   F: ファール   TO: ターンオーバー   MIN: 出場時間
M: 成功 3P: 3ポイントシュート OR: オフェンスリバウンド AS: アシスト S: スターター
A: 試投 2P: 2ポイントシュート DR: ディフェンスリバウンド ST: スティール OT: 延長
%: シュート率 FT: フリースロー TOT: トータルリバウンド BS: ブロックショット  

男子集合写真  全員集合

クリックで拡大表示 Photo: 魁生佳余子氏(BOJ)


 



《 女 子 》
  1st 2nd 3rd 4th Total
本塾 18 9 16 17 60
早稲田大学 27 18 18 23 86
通算 26勝26敗

◆戦評

<1P>スタート:#5伊豆丸、#6藤本、#7飯田、#12三宅、#14小坂

開始早々早稲田に連続得点を許すが、#12三宅のゴール下、ミドルシュートを皮切りに本塾の猛攻が始まる。更には#14小坂の気迫のルーズボールから速攻を決め、このプレイで完全に波に乗る。#6藤本と#12三宅の1on1を止めることができず、早稲田は1Pからファウルがかさみ、本塾はフリースローでも着実に点を重ねる。
早稲田のオールコートマンツマンーに本塾はミスを連発するが、それでも1P終了直前#7飯田がインターセプトからブレイクを沈め、【本塾18-27早稲田】で1Pを終える。

<2P>スタート:#4廣田、#6藤本、#7飯田、#8立町、#12三宅

1Pのいい流れを継続したい2P、ポストにWチームを組み簡単に点を入れさせず、更にはリバウンドを譲らない。 早稲田はオフェンスでのミスが目立ち、2P開始4分間、両チームのスコアが動かない。
そんな均衡を破ったのは#6藤本のパスからの#12三宅ゴール下。また#14小坂のルーズでファウルを奪うと一気に勢いに乗り、#6藤本の1on1が止まらない。
終盤にはプレッシャーディフェンスにターンオーバーを繰り返してしまうが、早稲田は落ち着きがなくシュートが荒れ、【本塾27-45早稲田(2P:9-18)】で前半を終える。

<3P>スタート:#5伊豆丸、#6藤本、#7飯田、#12三宅、#14小坂

後半になっても早稲田は#12三宅を止められず、確実にフリースローをゲットする。ディフェンスでも堅い守りを見せるが、本塾のシュートが決まらなくなる。
しかし#4廣田の合わせの3ポイントなどで得点が動き出すが、早稲田も堅実に点を取り、しばらく20点差が縮まらない状態が続く。#6藤本の1on1からバスケットカウントをもらう3点プレイで火をつけるが、本塾はオフェンスがうまく回らなくなる。更にフロントコートでのミスが続き、残り1分で連続して早稲田に得点を許し、【本塾43-63早稲田(3P:16-18)】で3Pを終える。

<4P>スタート:#6藤本、#7飯田、#8立町、#12三宅、#14小坂

いい形で終わりたい最終P、本塾はこの1試合を通じて早稲田相手にディフェンスリバウンドを確実にとり続け、オフェンスチャンスを増やす。更にファウルのこんだ早稲田によって本塾はフリースローチャンスを多く得ることになる。
早稲田のプレイは精彩を欠くが、それでも勝負所で3ポイントを確実に決められ、苦しくなった本塾は残り5分、フロントコートでのミスで点差を自ら広げてしまい、嫌な雰囲気が漂う。
しかし、#12三宅の1on1が決まれば、足を痛めた本日大活躍の#6藤本の代わりのフリースローを#7飯田は確実にゲット。期待の新人#21千代延がボールにくらいつきフリースローをゲットし、早慶戦デビュー、初得点を記し、【本塾60-86早稲田(4P:17-23)】で幕を閉じた。

今日は1試合を通して全員が集中力をきらすことなく、早稲田という格上相手に怯まずに自分たちのバスケットを表現しようとしたことが良かったように思えます。また、一人一人が自分で決めてくるという意識を継続でき、バスケットを楽しむことができました。
1部である早稲田大学に今日のような試合ができたことをこれからの自信にし、秋のリーグ戦に向けてチーム一丸となって邁進して参ります。



試合開始:13:00  試合終了:14:39 主審:長尾 繁徳  副審:菅原 あや子

慶應女子ボックススコア

早稲田女子ボックススコア

PTS: ポイント   FG: フリーゴール   F: ファール   TO: ターンオーバー   MIN: 出場時間
M: 成功 3P: 3ポイントシュート OR: オフェンスリバウンド AS: アシスト S: スターター
A: 試投 2P: 2ポイントシュート DR: ディフェンスリバウンド ST: スティール OT: 延長
%: シュート率 FT: フリースロー TOT: トータルリバウンド BS: ブロックショット  



※各表のデータは慶應独自に集計したもので、正式データと異なる場合もあります。

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