昭和15年6月23日 於国民体育館
皇紀2600年の佳年に際し、現在我が国籠球界最高峰たる関東大学リーグに属する両校が定期戦を締結する事により互いに技術の練達をはかり、斯道のために幾分たりとも貢献し、相互の親善をかためんとの主旨に基づき、第1回定期戦が此処に創始される運びとなった。
試合方法は、OB戦、現役戦とも各1回制。
△現役戦・・・両軍慎重にスタートを切り、セットオフェンスにより相手の防禦網を突破し、1−0、1−2、1−3、3−3、4−3と互いに応酬し、塾群はセンター・西郡、フォワード・川上、ガード・大野の活躍により、早大はフォワード・横山、米倉を中心とし得点を重ね、前半9分7−10、10分9−10、16分11−15、18分13−17とゲームを進めて前半を終る。
後半、塾軍スパートし、フォワード・波多野、ガード・塩田等の好プレーで3分17−17となり、4分19−17とリードし其の後7分、8分と早大必死の攻撃にゆずらず好防したがセンター西郡4反則退場となり、9分亦もやフォワード・川上4反則退場で塾軍やや焦り気味となり投射決まらず遂に後半11分同点に追い付かれ、15分25−30と離さる。此の頃より塾軍ガード・大野、フォワード・波多野を主力として総攻撃に転じたが、ゴール下早大フォワード・横山の好防に遇い得点ならず、そのまま逃げ込まれて長蛇を逸す。
| 早稲田 | 35 | 17−13 | 27 | 慶應 |
| 18−14 |

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昭和55年3月発行『慶應義塾体育会バスケットボール部50年史』より。
昭和15年発行の「体育会誌」からの抜粋で、ほぼ原文のまま掲載しています。