慶早戦パンフレットデータ 第42回(1984年)

パンフレット表紙
第54回
開催 :1996年6月16日
会場 :早稲田大学記念会堂

大学男子メンバー表   大学女子メンバー表
   
部長 新田 敏 法学部教授 部長 新田 敏 法学部教授
監督 加藤賢治 S49年卒 監督 辻 瞭二 S28年卒
Hコーチ 湯浅光則 H4年卒 コーチ 岩井 博 S54年卒
コーチ 赤峰 信 H5年卒 主務 広瀬美佳 商4 札幌旭丘
トレーナー 田中崇賛 経済4 姫路西  
主務 平野良三 経済4 慶應義塾
 
4 小森雄介 経済4 G 184 武蔵 4 圓花隆子 政治4 G 159 彦根東
5 伊東大輔 政治4 G 172 慶應義塾 5 野沢久仁子 文3 GF 160 慶應女子
6 金子甲二郎 環境4 F 187 成城学園 6 川崎由紀子 文4 F 162 八王子東
7 浅田靖隆 環境3 G 175 慶應NY学院 7 広瀬美佳 商4 GF 158 札幌旭丘
8 鈴木 剛 経済2 G 176 慶應NY学院 8 益田英子 環境3 F 156 慶應NY学院
9 今村友行 政治3 G 181 慶應義塾 9 原 千暁 経済3 G 158 慶應NY学院
10 磯川哲司 政治3 G 172 慶應義塾 10 丸山慶子 文3 CF 159 慶應女子
11 桐本雄美 経済3 G 180 麻布 11 黒田真帆 総合3 CF 160 都立国際
12 柳 博之 総合2 F 188 札幌南 12 岸本佳代子 理工2 G 156 岸和田
13 久能木大輔 環境2 F 183 立教 13 浅海孝子 環境2 C  168 慶應女子
14 玉井忠博 商1 G 178 市川 14 桂 純子 環境2 163 慶應NY学院
15 岸上隆一 経済2 G 177 慶應NY学院 15 今村彩子 文1 163 慶應女子
16 松本直仁 理工1 F 188 防府 16 増原裕子 文1 G 158 慶應女子
17 岡部友和 環境1 G 175 磐城  
18 落 慶久 政治1 F 186 秦野
19 秦野修司 政治1 G 183 大分舞鶴

 

’96 大会展望

MEN

運動能力の抜きん出た選手がいない慶應はチーム力で勝負する。チーム一丸になれるかどうかは小森主将しだいであろう。チームが一つになり、組織として機能すれば慶應に勝機がある。そして、慶應の組織はディフェンスから始まる。激しいディフェンスで相手を翻弄できれば慶應の展開になるのは、間違いない。何としてもロースコアーなゲームに持ち込みたい。

一方、早稲田は速攻を得意とする。しかし、得点力があるとはけっしていえず、オールコートプレスを仕掛け、相手のミスにつけこみたい。そして、チームの要は鳴り物入りルーキー、池田である。持ち前のパワフルなゴール下。また、外郭からの得点感覚も優れている。このマルチプレーヤーを周りが生かせるかどうかが試合の鍵となるだろう。

 

WOMEN

脚を使った粘り強いディフェンスからのブレイクが持ち味の慶應。低身長ながらも主将・圓花を中心に良くまとまっている。慶早戦においても1部の早稲田に食い下がる意気込みは十分である。シュート力のある広瀬(4年)、リバウンド力に期待のかかる丸山(3年)らの活躍が予想される。

一方、今年も早慶戦勝利を狙う早稲田。主力を欠くものの期待の新人も加わり、その攻撃力は昨年に劣らない。矢幅(4年)、嶋崎(2年)の3ポイント。最上級生としてチームを引っ張る植田(4年)。昨年より一回り成長した小澤(2年)のゴール下に期待がかかる。

早稲田の高さを生かした攻撃に対し、慶應が3ポイントシュートでどこまで得点を伸ばせるかが勝敗の行方を握る。

 


UNICORNS  BIG BEARS
〜両校の勝利要素を徹底解剖〜

Data of Unicorns

「打倒早稲田」の武器とは

慶應の武器 --。一言で言うならば、組織力だ。個人的な能力ではなく、ディフェンスを基礎に、チームの総合力で勝負する。見かけの派手さよりも、地味ながら玄人受けするプレイが、慶應バスケットの強さであり、魅力であろう。
今季の慶應の戦力を分析してみると、オフェンス力、スピード、高さ、の低さが目立つ。能力的に優れた選手が少ない慶應の特色だ。過去5回の慶早戦の、1試合平均得点61.6点という結果に、現れていよう。

慶應はこの能力的な問題を、コントロールバスケットで解決する。セットオフェンスを中心にプレイを組み立て、チャンスがあればファストブレイクを狙う。

ピックアンドロールセットオフェンスでは”2メンゲーム” が中心となる。左図のような”ピックアンドロール”が基本だ。外角のボールマンに、フォワードがスクリーンを掛けて始まる。ディフェンスが遅れたら、そのままペネトレイトか、ジャンプシュート。スイッチしたら、ミスマッチをついてフォワードが中で勝負となる。NBAでも良く見られるオーソドックスなプレイだ。

慶應はシュート力のあるガード陣と、パワフルなフォワード陣がこのプレイを見せる。特に、前回3ポイントコンテスト優勝(5)伊東と外角、内角ともにプレイできる(12)柳のコンビは早稲田の脅威となろう。

リバウンド強化、大胆コンバート

一方、低身長の慶應がリバウンドで4ポイントになっている。
慶早戦勝利にはチームの大型化=リバウンド力強化が必要となる。今年の新戦力に期待するところは大きい。それに加え、今の戦力で大型化を図る。その方法は(4)小森のSF(スモールフォワード)からSG(シューティングガード)へのコンバートだ。

このコンバートには2つの問題がある。一つは小森自身の問題だ。中学からのバスケット歴のなかでガードの経験はない。がードのノウハウをイチから学ばなくてはならない。主将という大役を背負いながらのコンバートはかなり厳しいはずだ。しかし、「最後の年に大きな目標が出来たことは自分にとってプラスになるはず」と、ポジティブな考えを持つ小森はチャレンジするイシを表明した。

もう一つの問題は、今までの小森のポジションの穴を誰が埋めるかだ。それを解決するためには、2年生のフォワード陣の成長が必要だ。昨シーズン、終盤になってようやく出場時間が伸びてきた(13)久能木、リバウンドではまだ今一歩の感があった(12)柳に期待大だ。また、オフシーズンのウエイトトレーニングに力を入れ、筋力をアップ。身長が低い分、当たりの強さでカバーしようというのだ。スターティング5の平均体重が80.6kgと早稲田に圧倒的な差をつけている。今年の慶早戦は、昨年度リーグ戦でリバウンドランキング入りした(6)金子を中心に、ゴール下を制する。

最大の武器。それはチームワーク

主将・小森ディフェンスも重要な要素だ。グラフでは4ポイント。慶早戦では、早稲田の速攻をいかに封じ込めるかが重要だ。それには、1対1でしっかりと抑えきること、そしてチームディフェンスがうまく機能することが不可欠だ。昨年度のリーグ戦の平均失点は、75.8点。一方、過去5回の慶早戦での平均失点は59.6点となっている。第49回の63点が最大失点だ。慶早戦では勝手も負けてもディフェンスの良さが光る。

慶應のバスケットを語る上でのキーワードが「チーム一丸」だ。グラフのチームワークが満点の5ポイント。慶早両校で満点はこれだけ。慶應は、オフェンス、ディフェンスとともに組織力で勝負する。それだけにチームワークが命。シーズンイン当初からコミュニケーションを大切にし、チーム内にしこりが出来ないように努めてきた。また、やる気のあるものだけがチームに在籍、学生自らがチームを作っている。この自負がさらに結束力を強くしている。

チームワークこそが、慶應の最終兵器なのだ。

 

慶早かわら版 1996年(平成8年)6月16日  日曜日

慶應義塾新聞

 

柏で異臭騒ぎ

被害者続出、緊急避難? 容疑者は慶應の学生か

シーズンインしてまもなくの二月二十九日〜三月三日、春季一次合宿が開催され、そこで異臭騒ぎが起きた。多数の部員が被害にあり、避難者が続出した。

春季一次合宿(千葉県・柏)での出来事。Aトレーナーの杉山(3年)はトレーニングルームで横になっていた。そこにメディスンボールを持ってきた岸上(2年)。突然日頃の恨みを込めて、杉山のお腹の上にボールを投げつけた。とっさに腹筋に力を入れ、それの攻撃をかわしたものの、思わずブッ。おならをしたのだ。

またこの事件の30分前、犯人不明の異臭騒ぎがあった。この事件まで杉山に疑いをかけられるようになったのは言うまでもない。その後、「プーマン」などという恥ずかしいあだ名がつけられる始末。弁解の余地さえ杉山には与えられなかった。

 

ニューフェイス登場!

新スタッフ決定

ボンボンを持ち、踊る赤峰新コーチ。本年度慶應は新しいスタッフを迎えてシーズンインした。コーチに赤峰信さんが就任したのである。皆さんは覚えているだろうか。昨年の本大会、後半の勝負どころ。早稲田(4)斉藤(当時)のフリースロー。一人の男がゴール下でチアのボンボンをもって踊り、会場の視線を一手に集めていた。
そう、この人こそが赤峰新コーチなのだ。コーチになる前から勝利へのこだわり方を示してくれた。赤峰さんが就任するにあたり、「今の学生の根性を鍛え直してやる。」と一言。それを聞きつけた選手たちは、どんな指導を受けるのか気がきじゃないようだ。

新人、酒に飲まれる

四月、日吉キャンパス中庭で恒例の花見。満開の桜の下で華を咲かせたのは新人・松本であった。酔っ払って気持ちが良くなってきた松本。突然、ニヤニヤ笑いながら千鳥足。植え込みやベンチをなぎ倒しながら、「酒くれ〜」と近づいてくるのだ。気味悪がって逃げる3、4年。やがて彼の周りから人が消えると、一升ビンを見つけ、嬉しそうに浴びるように酒を飲む。
挙げ句の果て、次の日の練習を休んでしまったのだ。
松本君、「酒は飲んでも飲まれるな」上級生一同ヨリ。

きむたく登場?

慶應の「なりきり男」こと、岸上隆一(2年)。彼は冬のオフ中から髪の毛を伸ばし始めた。部員たちの間では、きっと「きむたく」を意識しているにちがいないという声が。
ある日、鈴木(2年)が何気なく「きむたく」と叫んだ。すると「何ですか」と返事。さらにトレーニング中、「最近パワーアップしてきたなぁ」という言葉に対しては「だてに、きむたくやってません」。意識どころか完全になりきっていた。
だが、その一週間後には髪をばっさり切って、登場。「今度は誰だよ」という金子(4年)の冷やかしに対して、「福山雅治です」と抜かす。周囲は唖然、そして、爆笑。

慶早人語

▽今年の男子部では「ステイロー(腰を低く保つこと)」を強調している。練習中、その声は連呼され続ける。男子の練習を見ていた女子部の岸本(2年)は、それをディフェンスで左だけは守って、右は捨ててもいいという意味での「捨てろー」だと思っていたのだ。 勘違いもはなはだしい。

▽ トレーナーの田中(4年)は山梨の親戚の家にいき、土産にチョコレートを買ってきた。田中は「チョコレート、食べない?」と後輩たちにも配慮。しかし、磯川(3年)は「そんなの食べたくないっすよ」と先輩の心遣いをあっさり。隣にいた今村(3年)は「そういう時は一応もらっといて、後で処分すればいいんだよ」 フォローになってない…。

◎ ことしの新人の一言 ◎

一柳達也 チームのために出きることをしたいです
上山弘修 皆に負けないように頑張ります
岡部友和 池田には絶対勝ちます
落 慶久 「早稲田」……? 聞いたことないな
川島友広 志木高魂で頑張ります
椎橋航一郎 チームの一員になれたことを光栄に思います
清水武司 チームの一員として頑張ります
末本裕幸 一日でも早く試合に出られるように頑張ります
中村剛士 小さいけれど努力は誰にも負けません
秦野修司 早稲田には負けられません
松本直仁 慶早戦では必ず得点します
三橋正継 来年の慶早戦には必ず出場するぞ!
桃園秀一朗 何とかして勝利に貢献したいです
山内貴将 早くカンをとり戻せるよう、頑張ります
吉田淳二郎 大学バスケ界に名前を轟かせたいです
今村彩子 チームを勝利に導きます
増原裕子 声では絶対負けません

 

〔表紙・写真・本文 月刊バスケットボール〕

 

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